知っていたらカッコいい!おもしろい数学の雑学5連発
57は素数!?
大丈夫です、計算は出てきませんのでご安心ください。
結論から書くと、57は素数ではありません(3で割り切れる)。
しかし、57には『グロタンディーク素数』という名前が付いているのです。
これには、20世紀を代表する数学者アレクサンドル・グロタンディークにまつわる逸話が関係しています。
素数について議論していたとき、彼は偉い数学者にもかかわらず、素数ではない57を素数として例に挙げてしまいました。
これにはその場にいた人たちもびっくり。
グロタンディークさんの立場上、誰も否定できなかったそうです。
多くの実績を残した数学者でも、こんな初歩的なミスをするんですね。
数学恐怖症でも読める面白い素数の本▽
これが解けたら100万ドル
2000年5月24日、アメリカの非営利組織であるクレイ数学研究所によって発表された、『ミレニアム懸賞問題』。
数学における未解決の問題を7つ提示して、それぞれに100万ドルもの懸賞金をかけたのです。
数学の問題を解くだけで100万ドルももらえるなんて、夢がありますよね。
とはいえ、そんな莫大な懸賞金が掛けられているくらいですから、どれも難解なものばかり。
筆者は理系ですが、その問題文の意味すら掴むことができません。
そんなミレニアム懸賞問題のうちの一つである『ポアンカレ予想』は、ロシアの数学者グレゴリー・ペレルマンによって解決されました。
しかし、彼はなんと『理由はいろいろある』と言って莫大な賞金を受け取り拒否!
なんとも興味深い話です。
数学ガールにも登場しています▽
4次元を考える
1次元は線、2次元は平面、3次元は立体。
では4次元は何?と聞かれたら、答えに窮しますよね。
分かりやすく4次元をとらえるために、高校の物理の先生から教わった例を挙げてみます。
例えば、道路で渋滞に巻き込またような『動けない』状態を仮定します。
そこが1次元なら、どこにも逃げられません。
そこが2次元なら、前後に動けなくても左右に逃げられます。
そこが3次元なら、前後左右に動けなくても上下に逃げられます。
そこが4次元なら、前後左右上下に動けなくても、『どこか』に逃げられます。
3次元の世界に住む私たちは、この『どこか』がどこなのかは分かりません。
しかし、2つの実験によって4次元空間の存在自体は確認されているようです。
次元について詳しく知りたい方は、別冊Newton『次元のすべて』がおすすめ。
紙を折れば月に届く!?
紙を半分に折って、さらに半分に折って…と、繰り返すと厚さが増しますよね。
なんと、42回折ると月に届くそうです!
ロマンがありますよね。
しかし実際には、紙を折るのに限界があります。
以下の動画のように物理エンジンを使えば、紙を折って宇宙に行くというシミュレーションができます。
おもしろい数学用語
問題です。
以下の用語で、数学用語はどれでしょう。
- 次元の呪い
- セクシー素数
- ナルシスト数
- 結婚定理
答えは全部数学用語です。
堅苦しいカタカナ名が多いイメージですが、意外と面白い名前がついていたりします。
ちなみに、筆者のお気に入りは『部分分数分解』。
ひらがなに直すとこれまた可愛くて、『ぶぶんぶんすうぶんかい』。
なんとも語呂が良いですよね。
まとめ
おもしろい数学の雑学を5つご紹介しました。
ぜひ、友だちや家族に披露してみてくださいね。
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